コラム 2024.04.25 コネクテッドカー新時代の幕開け

KDDI America

今年の4月1日に、KDDIのグループ企業の一つとして、新たに「KDDI Spherience」が設立されました！

KDDI Spherience, LLCは、テキサス州プレイノに拠点を置いています。アメリカの拠点開設に加えて、スウェーデンのストックホルムに、運用子会社としてKDDI Spherience AB を設立しました。この拠点は日系だけでなく、非日系の自動車メーカーのプロジェクトを戦略的にサポートすることを目的としています。KDDI Spherienceは、グローバルなOEM企業（Original Equipment Manufacturers）とともに、コネクテッドカー分野での事業拡大を目指しています。

本公式発表以前に、KDDI Spherienceはヨーロッパを代表する大手OEMと、フラッグシップとなる重要な取引を実現させました。また、Sony Honda Mobilityとは、最近発表された電気自動車「Afeela」に関する取引を成立させました。

KDDI Spherienceのビジョンは、「有意義なつながりがもたらすより良い世界」を実現すること。業界毎に異なる深い専門性を有し、生産から販売までお客様と伴奏してきた経験を活かすことで、パートナーやお客様との強い関係性を築き上げるエコシステムを創造します。

新生KDDI Spherienceは、KDDIがこれまでコネクテッド分野で20年にわたりお客様に提供してきた確固たる実績に基づいて、事業展開を進めていきます。KDDIは2001年からM2M（Machine to Machine）、またはテレマティクスとしてコネクテッドサービスを提供してきました。また、数万のSIMカードをスマートメーター（電気やガスの使用状況の見える化を可能にし、遠隔で検針できる機器）に導入し、料金の多様化や省エネ化への寄与等して参りました。そして、2019年、ついにKDDIは「Connected Car」を日本だけでなくグローバルに届けることになるのです。

KDDIは、PoC、テスト、MVPから納品まで、世界中のさまざまな自動車メーカーと密接に連携しており、コネクテッドカー産業における素晴らしいビジネスポートフォリオを保持しております。KDDIグループとして4000万接続にも及ぶコネクテッドサービスを現在提供しており、そのうち、Connected Carが2400万台を占めるまで成長しています。

KDDI SpherienceのCEOである岩永祐一氏は、「KDDI Spherienceは、”Software-defined Vehicle” の実現を目指すグローバルなOEM企業に対して、信頼できるアドバイザーおよびパートナーとして、優れたサービスを提供して参ります」と述べています。

KDDI Spherienceの革新的なアプローチは、サービスデリバリーとメンテナンスの両面において効率性を実現し、さらにパートナーとのエコシステムを活用しながら唯一無二な価値を届けます。CEOの岩永祐一氏は、「KDDI Spherienceはプラットフォームを販売しているのではありません。付加価値のあるコネクティビティを提供しています。ひとたびお客様が業界で最もパワフルなサービスプラットフォームにアクセスできることに気付いた時、お客様自身が更なる価値を創造する機会は無限大になると信じています」と述べています。