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コラム 2026.01.09 チョキスタ:匿名化AIプロバイダ、Deeping Sourceとは?

KDDI America


Gen AI Summit

はじめに

AIによる画像認識技術の進化は、社会のさまざまな現場に新たな価値をもたらしています。しかし、監視カメラ映像の活用にはプライバシー保護の課題がつきまとい、十分な利活用が進まない現状がありました。Deeping Sourceは、独自の「匿名化AIカメラ」技術を軸に、映像データの利活用とプライバシー保護の両立を実現するスタートアップです。

Deeping Sourceの強みと実績

同社の「Deeping Source Anonymous Camera」は、カメラ映像をリアルタイムで匿名化し、個人を特定できない形でデータを活用できる点が最大の特徴です。匿名化処理はエッジデバイス上で完結し、クラウド送信前に個人情報を保護できるため、オフィスや商業施設、工場、公共空間など幅広い現場での導入が進んでいます。これにより、セキュリティ強化や業務効率化、マーケティング分析など多様な用途に対応可能です。

さらに、AIによる人物・動線解析や混雑度の可視化、属性推定など、現場の課題解決に直結するソリューションも展開。オフィスビルでの入退室管理や商業施設での顧客行動分析、工場での安全管理など、実証実験や導入事例も拡大しています。

特に注目すべきは、ローソン店舗での実証実験です。Deeping Sourceの匿名化AIカメラを活用し、来店客のプライバシーを守りながら、混雑状況や顧客の動線を可視化。これにより、店舗運営の効率化やサービス向上に貢献しています。プライバシーに配慮したデータ活用のモデルケースとして、今後の小売業界への波及も期待されています。

Gen AI Summit

最後に

2025年6月にはKDDIがDeeping Sourceへの追加出資を発表。KDDIの通信インフラや法人顧客基盤と、Deeping Sourceの匿名化AI技術を組み合わせることで、オフィスビルや商業施設、自治体などへの導入を加速しています。両社は、プライバシーに配慮した次世代の映像活用サービスの社会実装を目指し、協業を強化しています。

Deeping Sourceは「映像データの価値を最大化し、誰もが安心してデータを活用できる社会の実現」を掲げ、国内外で事業を拡大中です。今後もAIとプライバシー技術の融合による新たな社会インフラの構築に向けて、同社の動向に注目です。

免責事項:
このニュースレターに記載されている意見は、あくまで著者の個人的な見解であり、 KDDI America, Inc または他の企業や組織の見解や意見を反映するものではありません。

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。

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執筆者

Junta Nakagawa

KDDI America

中川惇太 / Junta Nakagawa

KDDIのCVC担当として、日本市場に関心を持つ有望な米国スタートアップとの協業や投資機会の探索に取り組んでいる。また、日本のスタートアップが米国へ進出する際の支援も行っている。
趣味はスポーツ観戦(主に野球とサッカー)やワークアウトで、トラベルハッキング(航空マイルやホテルポイントの有効活用)にも関心あり。