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コラム 2025.09.17 チョキスタ:運転席のない自動運転車サービスを展開するZOOXとは?

KDDI America


Gen AI Summit

はじめに

自動運転技術は、今や実証実験フェーズから日常風景の一部へと移行しつつあります。私の住むサンフランシスコでは、Waymoをはじめとするドライバーレスの自動運転車が実際に公道を走る姿を頻繁に見かけるようになりましたし、日本でも東京の一部エリアでテスト走行が開始されています。交通渋滞や少子高齢化、環境問題といった都市課題を背景に、完全自動運転車への期待はますます高まっています。

ZOOXは2014年創業のスタートアップで、現在は Amazon の子会社です。特徴はハンドルやペダル、運転席さえも取り除かれた、斬新なデザインの車両を一から独自で設計している点です。見た目もキャッチ―で、ZOOXが街を走っていると一段と目を引きます。双方向走行が可能なEV車(電動自動車)となっており、LiDERなどのセンサー群と AI を組み合わせて安全性を担保しています。

ZOOXの乗り心地と感想

ZOOX Vehicle

サンフランシスコ市内では既に十数台のZOOXが走っているのですが、先日特別に乗車させていただくことができました。2人ずつが向かい合って座る4人乗りのシートの構成となっており、まさに空間がそのまま移動しているような感覚で、他の自動運転とは全く違う新鮮な移動体験ができました。運転も非常にスムーズで、乗り心地は通常のタクシーと特段大きな違いはなく、また乗車中に緊急車両が通過したのですが、まったく動じることなくすぐに事態を検知して脇道の安全な場所に一時停止をしていて感心しました。

アメリカだけでなく、日本の観光地などタクシー利用が多い場所に導入したら、非常に活躍するのではと感じました。

最後に

サンフランシスコでの試験運転のほか、ラスベガスでは既にロボタクシーの無料運行サービスを開始し、一般客も乗車できるそうです。CESなどで もしラスベガスに訪問される機会があれば、皆さんも未来の乗車体験をトライしてみてはいかがでしょうか。

免責事項:
このニュースレターに記載されている意見は、あくまで著者の個人的な見解であり、 KDDI America, Inc または他の企業や組織の見解や意見を反映するものではありません。

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。

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執筆者

Nozomi Isshiki

KDDI America

一色 望 / Nozomi Isshiki

KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング(投資先探し)と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。