人手不足と消費者体験の高度化。この2つの課題は、日本の飲食・小売業にとって避けて通れません。近年、OMO(Online Merges with Offline)の活用が加速し、現場オペレーションの自動化・効率化を実現する企業が注目を集めています。
KDDI America
人手不足と消費者体験の高度化。この2つの課題は、日本の飲食・小売業にとって避けて通れません。近年、OMO(Online Merges with Offline)の活用が加速し、現場オペレーションの自動化・効率化を実現する企業が注目を集めています。
New Innovationsは、ハードウェアとソフトウェアを融合したOMOソリューションを展開するスタートアップ企業です。世界初の需要予測AI搭載無人カフェロボット「root C」や、全自動かき氷製造ロボット「Kakigori Maker」をはじめ、AIを活用したクラウド図面管理システム「図面バンク」も提供しています。さらに、ハンバーガーを自動調理する「Burger Cooker」や、注文キオスクと調理指示システムを一体化した「Store Meister」など、新サービスの展開にも積極的で、幅広い製品群をベースとしながら飲食・小売の現場改革を牽引しています。AIやロボティクス技術による省人化はもちろん、顧客体験の向上を同時に実現する点が特徴です。
KDDIは2025年5月、同社へ追加出資を行いました。ローソン店舗などでの導入や、法人顧客とのコラボレーションを通じて、小売の現場における新しいサービス体験を社会に広げていく予定です。
同社は「人々を工程付加価値から人的付加価値の仕事へ」という理念のもと、国内外で展開を加速しています。昨年は、グローバルイノベーションカンファレンスSusHi Tech Tokyo 2024の中で開催されたSusHi Tech Awardにおいて、Fantastic Startup賞を受賞しました。人材不足時代の現場の再構築の実現に向け、今後も彼らの新たな展開に注目です。
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KDDIアメリカ
KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。
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KDDI America
一色 望 / Nozomi Isshiki
KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング(投資先探し)と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。