コラム 2025.06.24 チョキスタ：ネット通販のDXを進める企業、10Xとは？

KDDI America

はじめに

仕事や家事に追われる毎日の中で、ネットスーパーは主婦のみならず私たちの強い味方であり、特にコロナ禍でその需要はさらに高まったように感じます。

日本ではまだまだグローサリーのEC化率は1.5%と、米国の9.5%と比較して大きな差分がありますが、逆に言えば成長ポテンシャルの高い市場とも考えられます。

10Xは、スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売業者に対し、ネットスーパーの立ち上げから運営までをワンストップで支援するソリューション「Stailer」を提供しています。

10Xとは？

2020年のサービス開始以降、ライフやスギ薬局などの大手小売業者から地方の小売業者まで、日本全国の数百店舗にサービスを提供しています。

これにより、従来リアル店舗のみの展開をしてきた小売業者も、ノウハウがなくともネットの販売チャネルを持つことができ、実際に多くの顧客から注文数や売上の増加に繋がったというポジティブなフィードバックが届いています。

さらに、25年5月には、店舗スタッフの業務時間の大変を占め、さらに熟練のノウハウを必要としていた「発注業務」をAIによって自動化する「Stailer AI発注」機能をリリースしており、小売業者に特化したDXをさらに強化していく予定です。

最後に

KDDIはCVCであるKDDI Open Innovation Fundを通じて10Xに出資を行いました。今後は、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」などのアセットを活用し、10Xの事業展開を支援する予定です。10Xのように、各業界に特化したそれぞれのパートナーとの連携によって、あらゆる業界のお客様にお使いいただけるDXソリューションの提供を目指していきたいと思います。ご関心のある企業の方がいらっしゃれば、こちらのお問い合わせフォームより、是非お声がけください。

免責事項：
このニュースレターに記載されている意見は、あくまで著者の個人的な見解であり、 KDDI America, Inc または他の企業や組織の見解や意見を反映するものではありません。

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ（本社：ニューヨーク）は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。

KDDIのコンサルタントにご相談ください

お問い合わせフォーム

執筆者

KDDI America

一色　望 / Nozomi Isshiki

KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ　サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング（投資先探し）と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。