近年、生成AIの次の大きな動きとして注目されるテックトレンドが「Physical AI」、つまり3次元の物理的なAIです。この概念はRobotics AI、Real World AIとも呼ばれ、ロボティクスや自動運転など、様々な産業でのAIの活用を大きく前進させることが期待されます。
そんなPhysical AIを応用するヒューマノイドロボットを開発するスタートアップがApptronikです。
KDDI America
近年、生成AIの次の大きな動きとして注目されるテックトレンドが「Physical AI」、つまり3次元の物理的なAIです。この概念はRobotics AI、Real World AIとも呼ばれ、ロボティクスや自動運転など、様々な産業でのAIの活用を大きく前進させることが期待されます。
そんなPhysical AIを応用するヒューマノイドロボットを開発するスタートアップがApptronikです。
Apptronikは、2016年にテキサス大学オースティン校のロボティクスラボからスピンアウトして設立された会社です。代表的なプロダクトは「Apollo」という汎用ロボットです。
彼らのホームページを見てみるとわかる通り、Apolloはいわゆる人間のような形をしたロボットで、その表情はどこか愛らしさも感じられます。ヒューマンフレンドリーなデザインは、人間がロボットと一緒に働くことに抵抗を感じないことを意図しています。
Apptronikは、NASAやメルセデスベンツとの事業連携を発表しており、例えば工場の製造ラインでの部品配送や組み立てなど、従来人間が行ってきたフィジカルなルーティーンの作業を代替することを目指しています。
今年のCESでは、Apptronikのロボットが初めて一般公開され、サイコロを振ったり、物の形状を認識して箱に入れるなど、視覚とタスクの連動や、指先の細かい動きを必要とするデモンストレーションを実施しました。現状、実行できる作業はまだ限定的ですが、動きはとてもスムーズで、未来を感じさせるものでした。
近い将来、あらゆる労働現場で、人間とロボットが共に働く環境が当たり前になるかもしれません。Physical AI、そしてロボティクスの進化の過程をしっかりウォッチしていきたいです。
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KDDIアメリカ
KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。
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一色 望 / Nozomi Isshiki
KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング(投資先探し)と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。