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コラム 2025.01.22 チョキスタ:CESで注目を集めたスタートアップ、Holliday

KDDI America


Gen AI Summit

はじめに

世界最大級のコンシューマ向けプロダクトや技術の展示会として知られるCESが、今年もラスベガスにて開催されました。

昨年は、以前こちらのチョキスタでも記事にしたRabbit R1がCESで初披露され、多くの来場者の関心を集めましたが、今年はHallidayというスタートアップが発表したAIスマートグラスが大きな反響を呼んでいます。

Hollidayとは?

2021年に創業された、グローバルウェアラブルテクノロジーのスタートアップであるHallidayは、CESの開催に合わせ、1/5に革新的なAIスマートグラス「Halliday Glasses」を発表しました。

このプロダクトは、世界最小のアイディスプレイ「DigiWindow」を搭載しており、ユーザーの視線の右上に3.5インチ相当の円形ディスプレイを表示します。従来のスマートグラスはレンズ上にテキストや画像を投影するケースが多かったですが、Halliday Glassesはこのディスプレイを採用することにより、高価なARグラスが不要となり、比較的安価に提供することが可能となります。

さらに、このスマートグラスはプロアクティブAIアシスタントを内蔵予定であり、異なる言語での会話におけるリアルタイム翻訳や、会話内容の文字起こしなど、会話の状況からユーザーのニーズを先回りして判断し、サポートすることができます。プロアクティブAIはまさに現在も開発中とのことで、実際にどのように機能するのか、早く試してみたいです。

また、重要なポイントとして、他のスマートグラスと比較すると、非常に軽量でスリムな形状となっており、見た目は普通の眼鏡のようです。DigiWindowを採用していることから、レンズに度を入れることも可能といいます。

Halliday Glassesは2025年3月から出荷予定となっており、価格は489ドルの見込みです。

最後に

ChatGPTやGeminiなど、テキストベースのLLMは発達するにつれ、AI搭載のガジェット類が相次いで登場していますが、まだ広く普及しているガジェットはないように思います。今回のプロダクトは人間の生活を変えることができるのか、私もプロダクトを実際に利用して体験してみたいと思います。

免責事項:
このニュースレターに記載されている意見は、あくまで著者の個人的な見解であり、 KDDI America, Inc または他の企業や組織の見解や意見を反映するものではありません。

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。

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執筆者

Nozomi Isshiki

KDDI America

一色 望 / Nozomi Isshiki

KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング(投資先探し)と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。