世界最大級のコンシューマ向けプロダクトや技術の展示会として知られるCESが、今年もラスベガスにて開催されました。
昨年は、以前こちらのチョキスタでも記事にしたRabbit R1がCESで初披露され、多くの来場者の関心を集めましたが、今年はHallidayというスタートアップが発表したAIスマートグラスが大きな反響を呼んでいます。
KDDI America
世界最大級のコンシューマ向けプロダクトや技術の展示会として知られるCESが、今年もラスベガスにて開催されました。
昨年は、以前こちらのチョキスタでも記事にしたRabbit R1がCESで初披露され、多くの来場者の関心を集めましたが、今年はHallidayというスタートアップが発表したAIスマートグラスが大きな反響を呼んでいます。
2021年に創業された、グローバルウェアラブルテクノロジーのスタートアップであるHallidayは、CESの開催に合わせ、1/5に革新的なAIスマートグラス「Halliday Glasses」を発表しました。
このプロダクトは、世界最小のアイディスプレイ「DigiWindow」を搭載しており、ユーザーの視線の右上に3.5インチ相当の円形ディスプレイを表示します。従来のスマートグラスはレンズ上にテキストや画像を投影するケースが多かったですが、Halliday Glassesはこのディスプレイを採用することにより、高価なARグラスが不要となり、比較的安価に提供することが可能となります。
さらに、このスマートグラスはプロアクティブAIアシスタントを内蔵予定であり、異なる言語での会話におけるリアルタイム翻訳や、会話内容の文字起こしなど、会話の状況からユーザーのニーズを先回りして判断し、サポートすることができます。プロアクティブAIはまさに現在も開発中とのことで、実際にどのように機能するのか、早く試してみたいです。
また、重要なポイントとして、他のスマートグラスと比較すると、非常に軽量でスリムな形状となっており、見た目は普通の眼鏡のようです。DigiWindowを採用していることから、レンズに度を入れることも可能といいます。
Halliday Glassesは2025年3月から出荷予定となっており、価格は489ドルの見込みです。
ChatGPTやGeminiなど、テキストベースのLLMは発達するにつれ、AI搭載のガジェット類が相次いで登場していますが、まだ広く普及しているガジェットはないように思います。今回のプロダクトは人間の生活を変えることができるのか、私もプロダクトを実際に利用して体験してみたいと思います。
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KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
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一色 望 / Nozomi Isshiki
KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング(投資先探し)と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。