言語を選択してください。

ビジネスを導入したい国・地域を選んでください。

お問い合わせ
お問い合わせ

言語を選択してください。

ビジネスを導入したい国・地域を選んでください。

コラム 2024.06.26 チョキスタ:GenAI Summit San Francisco 2024

KDDI America


GenAI Summitとは

  GenAI Summitは、サンフランシスコにて開催された、生成AIに特化した国際的なイベントです。本イベントは、実は今回が初めての開催となります。 生成AIの責任ある開発と活用を促進することを開催の目的としており、AI関連の企業・政府担当者、スタートアップ、投資家、エンジニア、リサーチャー、学生などが参加しました。
 主催者の調査によれば、特にCEO(全体の23%)、エンジニア(21%)の参加が多かったそうです。イベントでは、 生成AI領域の最新の研究やプロダクトの紹介、ワークショップ、生成AIをテーマにしたセッション等が用意されておりました。
 本チョキスタでは、GenAI Summitで私が見つけた注目のスタートアップを紹介させて頂きます。

Gen AI Summit

注目のスタートアップ

Unitree Robotics(中国)

 ロボット犬・ヒューマノイドロボットを展示。ロボット犬のUnitree Go2は、2本足で立ったり、前足だけで逆立ちをしながら階段昇降ができるという。
 また、ChatGPTを搭載しており、周囲の環境の理解や意思決定にAIを用いているという。数ある展示社数の中でおそらく最も来場者を惹きつけたプロダクトであった。価格は$1600~。Stanford大学や、東大とも共同研究を行っているという。

Gen AI Summit

LUOBOT(中国)

 サービスロボットの製造を行う中華系の企業で、本イベントではロボットバリスタを提供。ロボットバリスタはコーヒーやお茶を淹れることができ、1杯7ドルで提供していた。同じ会場で人が提供するコーヒースタンドでは1杯5ドルだったために、ロボットのほうが割高であることが参加者の間で話題となっていた。

Gen AI Summit

Groq(アメリカ)

 生成AIに特化した次世代の高性能チップLPU(Language Processing Unit)を開発するスタートアップ。LLMの処理において、GPUに依存する現在の処理と異なり、LLMモデルの”学習”ではなく、LLM活用の際の”推論”に特化することで、ユーザの生成AIアプリでのコミュニケーションを劇的に早くする(1秒で500トークン出力することができ、GPT-4対比で約25倍の速度)。日本語での出力はまだ他社に劣るが、今後生成AI領域におけるゲームチェンジャーとして注目を集める。

Gen AI Summit

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。
こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。

KDDIのコンサルタントにご相談ください

執筆者

Nozomi Isshiki

KDDI America

一色 望 / Nozomi Isshiki

KDDIオープンイノベーションファンドのアメリカ サンフランシスコ拠点でスタートアップとKDDIの事業創造を目指し、ディールソーシング(投資先探し)と投資評価に取り組み、既存の投資先企業もサポートしながらMUGENLABO Magazineの制作に携わる。
趣味は世の中のトレンドサーチと、美味しいお店巡り、旅行、ジム通い。