今回は、ブログのテーマと関連して、IoT分野のスタートアップを紹介いたします。
KDDI America
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今回は、ブログのテーマと関連して、IoT分野のスタートアップを紹介いたします。
薬の飲み忘れや廃棄は日本のみならず先進国共通の課題となっており、約半数の患者が処方通り薬を飲めていないとも言われます。
Popitは、簡易なIoTデバイスを処方された薬に取り付けることで、飲み忘れた際にスマホ等に通知を送り、処方通りの投薬を可能とするデバイスを開発するスタートアップです。
こうした飲み忘れ防止アプリはこれまでもありましたが、実際の摂取状況を把握できないため、次第に患者がアラートを気にしなくなる欠点がありました。PopitのIoTデバイスは薬のパッケージの重量を測り、変化がない場合は飲み忘れている、とするシンプルな仕組みですが、その分極めて安価に、しかし正確に摂取状況を把握することを可能としています。
患者向けの利点だけでなく、製薬会社にとっても販売後の状況がトラッキングできるということで、製薬会社がデバイス代金を支払い患者に提供するケースも出てきているとのこと。
決して高度な技術ではありませんが、「繋がる」ことの利点を分かりやすく形にしたサービスだと思います。
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三谷 大介 / Daisuke Mitani
日米において10年以上M&A、ベンチャー投資などに従事。米国ではキックボードシェアLime、コレクティブル投資RallyRDなどの投資実績。現在はサンフランシスコを拠点に北米・欧州・イスラエルのスタートアップへの投資を担当。
Amazon Prime VideoのThe Boys新シーズンを楽しみにしている二児の父。