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コラム カーボンニュートラルにおけるIT活用の重要性、メリットを詳しく解説(4/4)~クラウド上でCO2排出量を可視化するメリットとは?~


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カーボンニュートラルを実現するには、CO2排出量の可視化が必要です。しかし、多くのグローバル企業では、サプライチェーン全体で排出量を算定・開示する際に、海外拠点特有の課題に直面しています。特に担当者からは「CO2排出量の算定方法がわからない」「どこから着手すればよいのか分からない」といった声が多く聞かれます。現地の人材不足に加え、Excelを用いたデータ管理が主流となっていることも課題の一因です。

本記事では課題解決のアプローチとして、カーボンニュートラルにおけるIT活用の重要性やメリットを4回に分けて解説します。特に初めて取り組む方や効率化を図りたい方に向けて、カーボンニュートラルへの方法をわかりやすく紹介します。

4. クラウド上でCO2排出量を可視化するメリットとは?

クラウド上でCO2排出量を可視化するメリット

クラウド上でCO2排出量を可視化すると、現場・本社は下記の効果を得られます。

オペレーションの改善

クラウド上でデータを一元管理することで、収集・入力・集計作業を自動化できます。手作業でのデータ変換・整備が不要となり、作業時間の大幅な削減が期待できます。また、入力形式を統一することで、誤入力を防ぎ、算定結果の信頼性を高めることができます。

意思決定の迅速化

各拠点からの排出量データがリアルタイムでクラウドにアップロードされるため、管理者は常に最新の情報に基づいた判断を下せます。クラウド上のデータは統一された形式で管理されるため、複数拠点のCO2排出状況を簡単に比較できます。拠点毎のCO2排出量推移などが可視化されるため、より詳細な削減戦略などをたてることができ、効率的に効果が得られます。

グローバル管理の最適化

クラウドサービスを利用することで、グローバルガバナンスの課題を解決でき、日本本社から海外拠点のガバナンス・統制が可能になります。

また、グローバル全体で統一された排出係数や算定基準を使用すると、信頼性の高い分析が可能になるでしょう。クラウド上のデータを自動集計・可視化すれば、手動でのデータ整理を行わずに済みます。即座にレポートを作成できる点もメリットです。

5. まとめ

グローバル企業がサプライチェーン全体でCO2排出量を算定・開示する際は、海外生産工場を含めたグローバルでのガバナンス統制が必要となり、管理が煩雑になりがちです。特にCO2排出量の管理をExcelで実施すると、データの品質・信頼性低下や、オペレーションによるヒューマンエラーが発生しやすくなるため注意が必要です。手作業による管理は担当者の負担が大きいため、工数削減も大きな課題となっています。

クラウドベースのITツールであれば、拠点ごとでバラバラに管理されているデータをクラウド上に集約して一元管理できます。KDDIが提供するGreen Digital Solutionの「アスエネ」は、CO2排出量の見える化・削減・報告を行うクラウドサービスとなっております。

工場IoT見える化ソリューションでは、海外工場の生産ラインなどに設置したセンサーを用い、ネットワーク経由で機器の一次情報を取得、クラウド上でデータの見える化を実現することができるサービスです。KDDIではデータの取得から可視化までをワンストップでサービス提供させて頂いています。

KDDIではCO2排出量の全体把握から原因分析まで一元管理し、CDP認定パートナーとともに伴走型の支援を提供しています。ぜひお問い合わせください。