日本に住む人、もしくはそこに拠を構えている企業にとっては、事業継続計画(以下、BCP)、特に自然災害に対するBCPは切っても切り離せない非常に重要な企業課題の1つです。それは、日本が世界でも有数の地震大国であるだけでなく、台風や大雨により引き起こされる洪水や土砂崩れなど、あまりにも多すぎる数の自然災害が発生する国であることが理由に挙げられます。
さて、ここ米国において、災害対策は企業課題ではないでしょうか。
答えは、米国でも災害対策は「重要な企業課題の1つである」と言えるはずです。
本稿では、米国における災害被害状況に加え、いかに災害に負けない経営力をITの力で構築し、企業の大事な情報資産を守っていくのか、を解説していきます。