昨今「DX」という言葉をよく耳にするようになり、セミナーや勉強会、皆さまの職場でも「DX」について話す機会が多くなってきたのではないでしょうか?7月にも、「DX事始め」と題して、DXをどのように始めればよいのか?をテーマに記事を執筆しました。今回は、このDXの領域において、昨今、注目されつつある「コミュニケーションのDX」についてお話します。
「DX」については、さまざまな捉え方があると思いますが、ここでは「既存のビジネスプロセスやビジネスシーンにデジタル技術を取り入れ、業務の効率化を図り、新しいビジネスモデルに転換すること」と定義します。例えば、RPA(Robotic Process Automation)ツールを用いたマニュアル作業の自動化や、ワークフローシステムを活用した社内手続きや申請手続きの電子化等、既に最新のデジタル技術やサービスを導入し、DX推進に日々取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
本題のとおり、「企業と顧客とのコミュニケーション」の領域にもITツール・デジタル技術を導入し、効率化を図りつつ、ビジネスを新しく転換していくことができます。ここからは、コミュニケーションDXを進めていくうえでの、具体的な考え方や手段を紹介していきます。