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コラム 2021.05.25 Windows Virtual Desktopで解決!アフターコロナにおける働き方と課題

KDDI America


コロナを機に我々の働き方は確実に変わってきています。コロナの好転に伴い、オフィスに出社する動きこそ出ていますが、従来と比較し、企業NWへのアクセスは、オフィス「内」「外」にかかわらず想定する必要があります。「どこからでも利用可能なインフラ整備の必要性」は変わらないと思います。企業さまにおいて、必ずご利用になるデバイスの1つである「デスクトップPCのクラウド化」に焦点をあて、説明していきます。

・VPNを増設したが、必要なパフォーマンスの確保との「いたちごっこ」に陥っている

・デバイスの利用シーンが多種多様となり、PC端末の情報漏洩対策、セキュリティ対策に不安を抱えている

・・・といった課題、抱えていませんか?

Ⅰ.Windows Virtual Desktopのメリット・デメリット

Windows Virtual Desktop(VDI)は、その名のとおり、デスクトップ環境をクラウドのサーバから提供するものです。コスト削減や管理負荷の軽減も期待でき、情報漏洩等のセキュリティ上のメリットも期待できるため、リモートワークを推進する企業さまに注目されています。クラウドであるため、CPU、メモリー、ストレージ容量、といったハードウェア構成を自由に選択でき、Windowsのみならず、iOS、Android、Macなどにも対応可能です。さらに、Azure Active Directory(Azure AD)による認証となるため、多要素認証の構成も可能です。

ですが、最大の特徴は「Windows 10 マルチセッション接続」機能にあると思います。

これは、ユーザ毎に仮想マシンを割り当てるのではなく、複数ユーザの利用を想定したVDI環境を1台の仮想マシンで構築可能である点です。

従来の1人1台に対する割り当てではなく、複数ユーザで1台の仮想マシンを使えるため、集約率は高まり、コスト削減も期待できます。

他方、この特徴を「活かしきれるかどうか」が最大のデメリットともなり得ます。

例えば、同じ仮想マシンを共有する1人のユーザが、その仮想マシンのリソース(CPU等)を過大に利用してしまうと、同じ仮想マシンを利用する他ユーザのパフォーマンスが低下します。従い、本VDIソリューションを活用するメリットを最大化すべく、

①いかに事前にしっかりと設計できるか
②移行作業を工夫できるか
③移行後のファインチューンしていくプロセスを組み込んでユーザ移行を進めていくか

が最大の焦点となります。

Ⅱ.実は当社でも利用しています

当社の場合、本商品を販売するだけでなく、実際に当社内でも利用しています。段階的な移行を実施し、今では当たり前に各社員、VDIを利用し業務を行っています。筆者は本環境の1ユーザに過ぎませんが、ここまでに至るには、当社IT部門の並々ならぬ努力や苦労があったのではないかと思います。今でも、問題が起きたりします。その点は否めません。しかし、その都度、素早く対応しており、当社内でもそのノウハウを順調に蓄積しているのではないかと思います。当社内で発生している問題の詳細はここでは記載しませんが、1ユーザとして明確に言えることは、

「以前のリモートアクセス環境と比較して、格段にパフォーマンスは良くなりました!」

ということです。

先に記載したとおり、問題が起きていないわけではありません。ですが、その対処のための当社IT部門による素早いサポートだけでなく、問題が発生した際のバックアップ手法が確立されているため、業務に支障が出ることはありません。また、筆者が認識している問題以外にも、当社内IT部門によるファインチューン作業は実施されています。このように、移行後の問題発生を想定したプロセスや体制が確立されているからこそ、ユーザである筆者の満足度はむしろ上がっている結果となっています。個々人の捉え方は違うかもしれませんが、当社社員の大多数は、筆者と同じ見解なのではないかと思います。

Ⅲ.当社のバリュー

ここまでに記載のとおり、今回ご紹介しているVDIは、当社自らがユーザとなって利用中のソリューションです。また、以前からご紹介のとおり、当社では、「要件定義」の段階から支援させていただきます。その他「設計」や「構築」さらに導入後の「運用」も含めて一気通貫にてサービスすることにより、企業さまのペインポイント解消に貢献できます。他方、本ソリューションでは各企業さまの社員の方お一人一人が毎日利用するデスクトップが対象であるため、ご利用中の環境や課題によっては、必ずしもすぐに導入するのが適切とは限らない側面もあるかと思います。

もし、本日ご紹介したVDIの導入にご興味をお持ちいただけたら、是非、marketing@kddia.com までご相談いただけますと幸いです。

KDDIアメリカ

KDDIアメリカ(本社:ニューヨーク、CEO:延原 正敏)は、1989年に設立され、以降30年にわたりワンストップのICTソリューションを提供しています。米国に8拠点展開し、サービスエリアは北米だけでなく中南米もカバーしています。

お客さまに最適なデジタルトランスフォーメーションを実現するべく、近年は、既存のICTソリューションの提供だけでなく、アプリケーション分野におけるコンサル・構築などを強化しています。

こうした取組みをとおして、お客さまの挑戦を全力でサポートしていきます。

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